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この冬は全国的に例年にない大雪となり、寒波の影響か梅の開花も遅れたようです。熊本地方気象台によると、記録が残る1953年以降68年と並んで最も遅い開花だったとのこと。まだまだ寒い中、2月23日には阿蘇五岳北側斜面一帯で「野焼き」が行われました。熊本に春を告げる野焼きは、千年もの間続けられているそうです。
草原は、土の中に雨水を貯え河川へ送り出す働きも担っていますが、大雨の時も降らない時も「ゆっくりと水を放出し続ける」ことが可能で、近年の研究では、森林よりも草原の方がこの働きが優れていると明らかになっています。阿蘇の年間降水量は、全国平均の約2倍、外輪山や阿蘇五岳にしみこんだ雨は、白川をはじめ6本の一級河川となって、流域人口約500万人の水を支えています。まさに阿蘇は「九州の水がめ」なのです。
野焼きが行われないと、大切な草原を維持することができません。熊本県では阿蘇地域の地下水涵養(かんよう)に関する新たな支援として基金を創設し寄付を募り、主に野焼きや防火帯づくりなど草原を維持して阿蘇の地下水を守る活動にあてるそうです。人員も手間もかかり、危険も伴う草原の維持活動ですが、地元の方々にばかり負担をかけず、恩恵を受けている私たちも、美しい草原を次の世代へ引き継げるよう考え、行動していかなければと思います。
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