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西日本はどこも梅雨入りし、じめじめした日が続いています。庭の紫陽花も色づき始めました。梅雨の初めは、ひんやりとした肌寒さを感じる日もあり、晴れ間には夏のような暑い日もありで、体調管理が難しいですね。
腰痛・膝痛・頭痛・関節リウマチといった慢性の痛みは、雨の日や寒い日に悪化する傾向があります。痛みにつながる理由のひとつは「気圧の低下」で、外部の気圧が低下すると関節が膨張し、関節包などが圧迫されて、痛みが出やすいそうです。また「気温の低下」も血流を悪くし、交感神経を刺激して痛みを生じさせます。
実は私も雨が降る前に頭痛が起きるタイプで、いろんな本を読み、いろんなことを試してきました。
頭痛にも種類があって、大きく分けると、検査をしても異常が見つからず、正しいつき合い方をすれば直接命にかかわる事がない「一次性頭痛」と、何か病気の症状として起こり、中には重大な病気がかくれている可能性もある「二次性頭痛」に分けられます。日常的によくみられる頭痛のほとんどは「一次性頭痛」に当てはまりますが、その中の主な三種類は、【片頭痛】【緊張型頭痛】【群発頭痛】で、その原因の多くは体質や普段の生活にあるといわれています。頭痛が起こった時、対処方法を間違えるとかえって悪化する事もあります。自分の頭痛のタイプと原因を知る事が解決への第一歩、セルフケアのヒントが見つかるかも知れません。「頭痛がひどくて…」と悩んでいる方、下記の特徴を参考に、まずは頭痛のタイプをチェックしてみましょう!
◇ ひと月に数回ズキンズキンとする頭痛があるが、普段は何ともない。頭痛のときに、吐き気、嘔吐、動くと痛みが増す、光・音・においに敏感、キラキラ光るものが見える、などの症状がある。
◇ 頭痛の前に生あくびが出る。空腹感、イライラ、肩こりなどの体調変化が起きることもある。
◇ 後頭部から首筋を中心とした頭全体がしめつけられるような痛みがある。
◇ 痛みはいつとはなく始まり、だらだらと続く。
◇ 仕事や家事などを休むほどの痛みではない。
◇ 疲れやストレスがある時に起きる事が多い。
◇ 軽いストレッチや入浴で症状が軽減する。
◇ ある期間だけほぼ毎日、片目の奥に30分から3時間激痛が続く。
◇ 痛い方の目から涙が出る、鼻づまりをともなう。
◇ 痛くてじっとしていられない 動くと痛みが紛れる。
◇ 2週間から2カ月ほど続くが、群発期を過ぎると発作はおさまる。しかしまた、群発期がやってくる。 ※群発期:頭痛の起こっている期間
◇ 就寝から1~2時間後や明け方に起こりやすい。
当てはまる症状はあったでしょうか?
参考にした書籍は、以下の4冊です。
・『頭痛女子バイブル』五十嵐久佳(世界文化社)
・『天気痛を治せば頭痛、めまい、ストレスがなくなる!』佐藤純(扶桑社)
・『頭痛に負けない暮らし方』清水俊彦(マガジンハウス)
・『その症状は天気のせいかもしれません』福永篤志(医道の日本社)
解消のヒントは、次回に続きます・・・