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2021年5月28日 頭痛

梅雨と頭痛2

前回の内容で、ご自分の頭痛のパターン・特徴がわかったら、3つのうちの当てはまるところを参考に、生活を見直してみて下さいね。

 

片頭痛対策は、いつも通りの生活を

片頭痛を起こしやすい人は、通常より敏感な脳の持ち主だと言えます。些細な刺激や変化に敏感で脳の興奮性を異常に高めてしまうために痛みとなって現れてくるのです。頭の回転が速く、ちょっとした変化を敏感に読み取れる半面、脳が興奮しやすいのです。緊張型頭痛の人は緊張から解放されると頭痛が改善することが多いのですが、片頭痛の人は逆で、平日の大きなストレスから解放され、休日ホッとした時に頭痛が起こりがちです。睡眠不足と寝過ぎはどちらも良くないので、休日でも朝寝坊せず、きちんと朝食もとって、痛みが出ていない時には適度に体を動かし、できるだけ普段と変わらない生活リズムを保ちましょう。

また、片頭痛をおこす人は血中マグネシウムが不足している場合が多い、という報告もあります。マグネシウムには神経を安定させる働きがあり、不足すると脳の血管が不安定な状態になり、痛みを感じやすくなるのです。ひじきや昆布などの海藻類や大豆製品、貝類、ナッツ類を意識して食べましょう。逆に控えたいのは血管拡張作用のあるポリフェノールを含むオリーブオイル、ワイン、チョコレートなどです。食べ過ぎず、飲み過ぎず、いつも通りの生活を心がけて下さい。

 

とっさの対処法:こめかみを軽く圧迫したり、冷やしたりする(体は冷やさない) 暗く静かな場所で動かない

 

緊張型頭痛には、リラックスタイムを

緊張型頭痛は、肩から背中にかけての筋肉や頭の筋肉が緊張することによって起こります。筋肉の緊張が高まり、血流が悪くなり、老廃物がたまりやすい状態になり、それが周りの神経を刺激して痛みが生じてくるのです。不安や心配といった精神的ストレスをため込みやすい人、運動不足の人、姿勢が悪い人、体が冷えやすい人なども気をつけたいタイプ。慢性頭痛の中で最も多いとされる緊張型頭痛は、中高年に多いものの、長時間のデスクワークやスマホ、パソコン、ゲームの普及によって若年層を悩ますケースも増えています。

 

とっさの対処法:適度に体を動かして筋肉をほぐし、マッサージや入浴によって血行を促す

 

群発頭痛対策は、無理と不摂生をしない

群発頭痛を起こしやすい人も、興奮しやすい脳の持ち主です。目の後ろを通る血管が拡張して起こりますが、男性に多く、エネルギッシュな人に目立ちます。飲酒や喫煙、睡眠不足など、不摂生や生活の乱れは痛みを悪化させます。一番の引き金は群発期の飲酒で、登山や飛行機など気圧の変化も引き金になりやすいそうです。

 

とっさの対処法:窓を開けて深呼吸を繰り返す 痛むところを冷やす

 

 

いかがでしたか?

頭痛の原因は複雑で、片頭痛と緊張型頭痛の症状を併せ持つ混合タイプの人もいるそうです。どうしても我慢できない痛みには、やはり専門家の助けが必要です。日頃から、頭痛の頻度や変化、薬などを記録しておくといいですね。受診する時には症状を詳しく伝え、質問は具体的に、心配事も隠さず話しましょう。中にはくも膜下出血や脳腫瘍など重大な病気のサインとして頭痛が起きることもあります。激痛や、いつもと違う痛みを感じたら、ためらわず受診して下さい。

(2017.03げんき春号より抜粋)

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