株式会社ビレモ|熊本のアサイゲルマニウム製品製造販売

記事詳細

DETAIL

2021年9月27日 関節

「立つ・座る・歩く」を考える その2

秋分の日が過ぎて、暑さもずいぶん和らいできました。日暮れの早さや聞こえてくる虫の声からは秋が感じられますね。スポーツの秋、何か運動していますか? 老化は足からとはよく言ったもので、元気な先輩方は、背筋も伸びて、歩く速さもこちらが負けそうなほどです😅 元気の秘訣、「立つ」「座る」に続いて、今回は「歩く」ことに注目です。

 

歩き方を考える

自分の歩き方が正しいかどうか意識したことがありますか?どうやって歩いているか、どんな姿で歩いているのか考えながら歩く人は少数で、たいていは無意識のうちに足を踏み出しているものです。日本人の一日の平均歩数は、昔よりずいぶん減ってきていて男性で七千歩、女性で六千歩くらいだそうですが、それでも人間が一生のうちに歩く歩数を考えると膨大な量ですね。間違った歩き方をし続けていると、その一歩一歩の小さなゆがみがあなたの体にとって大きな負荷の蓄積となり、腰痛や膝痛につながるかもしれません。

 

「かかと・指の付け根・つま先」の順に足の裏全体を使って

足指を上げる、または足指を縮こまらせ、地面に接地せずに、指の付け根部分で歩いてしまうような2点歩行の歩き方を指上げ足(浮き指)といって、現代人に増えているのだそうです。2点歩行では、地面からの衝撃を多く受けることになり、ねじれにもつながります。

足指までしっかり使ってうまく歩くには、かかとから着地して足の裏、そしてつま先へと体重移動を意識することが大切です。かかとだけを地面に打ち付けるようにしていたり、つま先側に重心を置きすぎたりしていると、見た目にもきれいではありません。

後ろ脚の太ももや膝の裏側が伸びるのを意識すれば、自然と股関節が動くようになり、若々しく、はつらつとした歩き方になります。

 

美しい姿勢と健康

便利になった現代的な日常生活では、運動量が少なくなり、姿勢を保ち、正しく歩くための筋力が弱くなります。姿勢の悪かった人が正しい姿勢を意識して立ち座り、歩き始めると、慣れないうちは筋肉痛が起こるかもしれません。それは今まで使われるべき筋肉が使われていなかった証拠です。

しかし、正しい姿勢を意識して身につけると、体幹のしっかりした美しい姿を作ることになります。筋肉が鍛えられ、慣れてくると正しい姿勢が当たり前となり、関節にも負担をかけません。余分なお肉も取れて一石三鳥ですよ😉 姿勢の悪さは、姿が美しく見えないだけでなく、様々な悪循環に陥り、万病のもとにもなります。

今日から背筋を伸ばして、若々しい体づくりを始めましょう!

 

参考:『からだのしくみ大全』長岡書店

『血管を強くする歩き方』東洋経済新報社

『膝の痛みがみるみるよくなる100のコツ』主婦の友社

(2014.09げんき秋号より抜粋)

Biremoの記事一覧