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2021年6月11日 熱中症

梅雨こそ危ない!熱中症

週の前半は梅雨の中休みだったのか、すっきり晴れた日もありましたが、また雨空が戻ってきました。もうしばらく梅雨は続きそうですね。うっとうしい季節ですが、子どもの頃は新しい傘を使えるのが楽しみで、長靴を履いて水たまりに入るのも楽しみでした😊

 

雨が降ると朝晩は涼しくても、日中の気温が上がる日もありますね。今の時期は、熱中症にも注意が必要です。

 

熱中症の症状と、リスクが高まる条件

熱中症は体の中に熱がこもって体温が上昇し、水分や塩分が低下して体の機能や意識に障害が出るもので、熱射病や熱けいれんなどを総称した症状をいいます。

めまいや立ちくらみに始まり、脈拍・呼吸が速くなり、頭痛・吐き気・だるさを感じ、重症になるとまっすぐに歩けなくなったり、けいれんが出たり、意識がなくなったりします。真夏に比べ、気温がそれほど高くない時は油断しがちですが、梅雨には湿度も上がり、汗が乾きにくい状態になります。湿度が75%以上にもなると、汗は流れ落ちるばかりでほとんど蒸発しなくなり、発汗・蒸発による体温調節ができなくなって体の中に熱がこもってしまいます。

こうして、真夏の気温が高い時期だけではなく、体がまだ暑さに慣れていない梅雨のはじめや、梅雨の合間に晴れて気温が急上昇した時、また、気温が低くても湿度が高い時、梅雨明けの蒸し暑くなった時期などに、熱中症のリスクは高まります。

 

注意したいのは、こんな人

人間の体の中で、最も大量の水分を保持しているのは筋肉です。たとえば体重が60kgの成人男性では、約15~20kgもの水分が筋肉に蓄えられています。筋肉が少ない人は、水を飲んでも貯めておくことが出来にくいので、少しの暑さでも脱水状態になるリスクは高いそうです。加齢とともに筋肉量が減った年配の方や、体が小さく、体温調節機能が十分発達していない乳幼児もリスクが高いので、より一層注意が必要です。

 

(2017.06げんき夏号より抜粋)

新しい傘、使うのが楽しみです❣
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