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どんなに気をつけていても、夏の間にあびてしまった強い紫外線は、思った以上にお肌や髪にダメージを与えているものです。お肌のシミやシワの約80%が、紫外線によって引き起こされると言われています。冷房の効いた室内など、乾燥した環境に長時間いる事も、お肌や髪を傷める一因です。
また、コロナ過にあってはマスクによって肌トラブルに見舞われる人が増えているとの事。長時間つけていると、摩擦や湿気、汚れが原因で肌荒れや湿疹を引き起こす場合があります。
新しいお肌や髪を再生産するために摂りたいのは、まず、三大栄養素と言われる、「たんぱく質」「炭水化物」「脂肪」です。補助栄養素としてはビタミン、ミネラル、食物繊維も大切です。とくに、ビタミンB2、B6、Cは、皮膚と粘膜のビタミンとも言われ、抗酸化作用もあります。ビタミンAやEには、皮膚の生まれ変わるサイクル(ターンオーバー)を正常にするはたらきがあり、ミネラル(特に亜鉛)は、髪やお肌の傷みを治すのに役立っています。
肌も髪も傷んでいる時は水分不足。お肌には、まず化粧水などで水分をたっぷり補給。ただ、これだけでは一時的な効果しか得られないので、油分でお肌にバリアを作り、水分の蒸発を防ぎましょう。髪が傷んでいる時は表面をコートするリンスより、髪の内部に栄養分を補給するトリートメントが効果的。トリートメントしたら、蒸しタオルで頭を覆い、3~4分おいた後、よく洗い流して下さいね。
皮膚に密着しているものだけに、つけ外しの際やおしゃべりで口を動かした時などに擦れてお肌の角層表面が削られることでバリア機能が低下すると、赤みやかぶれなどが起こってしまいます。また、マスクの中は呼気が充満しているので、過剰な湿度の下ではお肌が蒸れてふやけてしまい、外部環境の影響も受けやすくなります。今の時期はまだまだ暑いので、汗や皮脂も多く、マスクの下で雑菌も繁殖しやすく、アクネ菌などが増殖し、吹き出物ができやすくなります。汗をかく季節は、マスクを交換する頻度を上げ、出来るだけ清潔な状態を保ちましょう。同時にマスク内のお肌についた汗もやさしく拭き取り、化粧水+クリームで保湿ケアを!
不織布マスクが肌に合わない場合は、ガーゼやコットンなどご自分にあったやわらかい素材を肌とマスクの間にはさみこんでみてはいかがでしょうか😉
参考:『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』高橋書店