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2021年9月24日 関節

「立つ・座る・歩く」を考える その1

秋分の日の昨日は、秋晴れの気持ちの良いお天気になりました。スポーツの秋、しばらくはお天気が続きそうで、ウォーキングにも最適な季節ですね。

コロナで在宅ワークが増え、学生さんもリモートで授業を受けるのが珍しくなくなりましたが、出歩くことが減って運動不足になっているのではありませんか? かく言う私もそのひとりです😅

ウォーキングする時に、ただダラダラ歩いていては効果も期待できません。それどころか歩く姿勢によっては体を痛めてしまう可能性もあるのです。姿勢が悪いと、色々なところに悪影響を及ぼします。立ち姿、座り方、歩く姿に自信はありますか?

 

立ち姿と座り方

立ち姿や座り方をチェックしましょう。まずは立ち姿から。大きな鏡やガラスに映してみたり、身近な人に客観的に見てもらったりするのもいいですね。後頭部・肩甲骨・お尻・かかとの四箇所を意識し、壁につけるように立ちましょう。余計な力は入れずにリラックスして、壁と腰の間を少し空けたら、横からみた時「緩やかなS字」になっているのが理想です。慣れたら壁がなくてもできるようになります。また、バッグを持つ手がいつも一緒だと、ゆがみが生じ、左右の肩の高さが変わってしまいます。肩の高さが水平か、骨盤の高さがずれていないかなど、前後だけではなく左右のバランスも大切です。

座る時には胸を開き、あごを引いて、脚を組む事はやめましょう。内側の両膝・両くるぶしをつけ、太ももの付け根あたりに重心を感じて骨盤が立つように意識して座ってみてください。

アーチとカーブに注目

「土踏まず」には、立った姿勢を安定させ、地面から受ける衝撃をやわらげる役割があります。しっかりしたアーチの「土踏まず」を作るには、赤ちゃんの頃にハイハイをたくさんさせ、幼児期から小学生の時にも、きちんと足の指を使って歩いたり走ったり、運動によって筋肉を発達させることが大切です。背骨の緩やかな「S字カーブ」は、背骨に伝わる衝撃を和らげ、その衝撃が直接脳に伝わるのを防ぎ、腰や膝への負担も軽減しています。背骨がS字に曲線を描くことで、一点だけに重さを集中させることなく重力を分散し、頭を支え、体を支えているのです。最近では、携帯電話のしすぎで、うつむき加減になる、あるいはパソコン画面を見ようとあごが前に出て、首の自然な「カーブ」が崩れる人も多くなってきました。猫背もダメですが、不自然な形で背中を反らせ、無理やり胸を張るのもよくありません。胸は張るよりも「開く」イメージであごを引けば、頭が胴の上にきれいにのって、連動して骨盤が立っている状態を作れます。

 

O脚やX脚、普段の動作が原因かも

内股歩きや横座り、アヒル座り、・・・このような動作は、長期間続けていると関節がよじれてゆがんでしまいます。O脚の人は、あぐらをかく方が楽かもしれませんが、外向きの力を強化する座り方なので控えるようにしましょう。X脚の人は、アヒル座りでペタッと座ったり、高いヒールのある靴を履いたりしていませんか?

O脚もX脚も膝関節に負担をかけ、軟骨がすり減る大きな原因になっているのです。

 

(2014.09げんき秋号より抜粋)

萩の花が咲きました!天候不順な時でも、咲く時期を間違えないのですね。 もう「おはぎ」は召し上がりましたか😋
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